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一般的に会社には独自の社風が存在します。
個性の強い会社、あまり個性のない会社、様々なパターンがあります。
社風は組織のカラーともいえる要素ですから、合う人、合わない人が出てくると思います。
最もインパクトの強い社風の企業
メディアにも注目されることが多い、未来工業という会社は独自性の強い社風を多数持っています。
日本一幸せな会社と謳われる秘訣はその社風に秘密があるようです。
営業ノルマ禁止、残業禁止、ホウレンソウ禁止、上司から部下への命令禁止、といった一般企業では
ごく普通にあるものが禁止となっているのです。
儲からない会社がやっている反対のことをすればいい、とのことです。
社員平均年収は600万程、これは一般的なサラリーマンの年収を超えている水準ですね。
今挙げていることだけを考えると、とても良い企業といえます。
社員にとって良い企業とは何か
主には年収が高い、残業が少ない、人間関係がスムーズ、柔軟な勤務体制、やりがいのある仕事、ブランド、社会貢献度等といったところでしょうか。
業界業種によっては、拘束時間がどうしても長かったりするのは差がついてしまうのは仕方ありません。
利益を上げることが会社の存命に繋がっていきますから、利益も提供する製品、サービスによって異なってきます。
最終的に社員にとって良い企業になるのは経営層からの「還元」の大きさともいえるでしょう。
企業に余力があればその分、社員に「還元」することができます。
良い企業は誰もが目指しているものでありますが、現実的にブラック企業というワードは流行語ともいえるレベルに浸透してきています。
なかなか社員を待遇面で満足させることができない状況の中でも、積極的に新たな社則を設けたりして、改善へ努力している会社もあります。
働く社員の為になるありがたい制度たち
ノー残業デー制やフレックスタイム制は大企業やIT企業等を中心に普及してきた制度です。
さらにこんな個性的な制度を導入している企業もあります。
①ペットフードメーカーである日本ヒルズ・コルゲートは社員のペット扶養1匹に対して、1万円の手当がつくそうです。
②「デート通.jp」運営会社のコントロールプラスでは、東京から1km離れるごとに100円の手当がつくそうです。
これは社員が実際にデートしてみて感性を磨く、社員自身が投稿するため、といった理由とのことです。
企業の業界や製品、サービスを生かした制度は企業のカラーにもなりますし、良いアイデアですね。
経営層が知るべきこと
現場の末端である社員の職場における問題点を全て把握することです。
基本的なものですが、実際にそれができていない会社はあります。
見て見ぬふりしている会社もあります。それが今明らかになりつつあるブラック企業の実態です。
日本は他の先進国に比べてもブラック企業の比率が高いです。
民族的な特徴もあるかもしれません。日本人は個性よりも他人に同調する考えが多数であるため。
顧客や株主を第一にするのは勿論大切なことです。
しかし、経営層が今行うべきことは、現場へ赴き、末端労働者の立場を理解することではないでしょうか。
社長をはじめとする経営層が直々に社員1人1人を理解し向き合うこと。
これだけでも社員のモチベーションは大きく変わるのと、現状と課題が明らかになると私は考えます。